arthur-1 Mackerel Advent Calendar 2023 マラソン5日目の記事です。
私は普段の開発の片手間に、CIやテストの改善を通して開発体験を向上させる活動をしています。
また、普段のコーディングにおいても美しい設計を考え続けています。コードや仕様が難しいから開発者が改修するのを躊躇してしまう状態に陥りたくないからです。
これらの話題は直接的には我々開発者の利益となるものですが、周りめぐってユーザーの皆さまにより良い価値を届けることに繋がるのは想像に難くないでしょう。エンジニアが快適に開発ができる環境は素早いモノ作りを支援するのです。
話はガラッと変わりますが、Mackerel Meetupの復活を皮切りに、Mackerelのユーザーと我々開発者が会って話せるオフラインイベントを定期的に開催しています。中でもMackerel Drink Upは毎月1回のペースで開催しており、私もお休みをいただいている日でなければ会場のはてなオフィスに出向いて、ユーザーの皆さまと交流させていただいています。
2023年11月1日に開催されたMackerel Drink Up #14では、こんな一幕がありました:
id:arthur-1 がユーザーの要望をその場でライブコーディングして実装するイベントがありました。
ユーザーの困りごとをヒアリングし、「Mackerelの現状のデザインの兼ね合いで今すぐの完璧な改善は難しいものの、この程度であればすぐできますよ」と返答しました。その後コーディングを行い、開発環境のWebアプリケーションを見せてこんな感じでどうかと伺いました。やはり構想だけでなく動くものが目の前にあると反応も変わってきます。
これはエンジニアとしてMackerelのイベントに参加する以上、いつかやってやるぞと思っていたことでした。この野望を抱いたきっかけのツイートがあるのでご紹介します:
お客様商談を同伴しながら出てきた要望を商談中に対応してリリースをしました。開発速度エグゥって言われました。
— Niwa Takeru @ASCEND CTO (@niwa_takeru) 2023年8月17日
ユーザーの要望を聞いて素早くアイデアをカタチにしていくのに、もちろん自分自身のエンジニアとしてのスキルを高めていくのも大事なことだと思います。しかし、これをチームで再現性のある形でできたらどんなに良いでしょう。
開発体験の向上は手段の1つで、他にも色々な要素が関わってきます。例えば、今年はMackerelのSREによってリリースフローが改善され毎日少ない手間でリリースできるようになりました。Mackerelのアプリケーションエンジニアとして、素早い価値提供のために自分ができることを引き続き考えて実践していきます。