Mackerel Advent Calendar 2022 の運営をしておりました、 id:arthur-1 です。この度は、Advent Calendar にご参加いただき、もしくは閲覧していただき、ありがとうございました。
25日分の記事が集まり、最後まで完走することができました。自分が設定したエントリ数の監視もちゃんと動いていました。
総括というには素朴なのですが、書いていただいたエントリを読み、個人の感想としてコメントさせていただきます。
※社内・外関係なく統一して敬称をつけさせていただいております
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Day 1
自分のエントリです。単位追加は細かい改修を除けば新卒初仕事だったのですが、自分が想像していた以上に社内外で反響があってよかったです。
Day 2
id:stefafafan さんのエントリです。Mackerel はドッグフーディングを売りにしている割には、はてな社内での使い方を最近あまり発信できていないように思うので、ありがたい記事でした。
Day 3
yseto さんのエントリです。自分も snmp を喋れるルータを持っているので試してみました。システムメトリックとして投稿されている様子が確認できます。connectivity 監視応用は面白いアイデアですね。
Day 4
id:buty4649 さんのエントリです。こちらも手元に常時稼働している Raspberry Pi 4 があったので試してみました。残念ながら Mackerel には ℃ 単位がないのですが、メトリックはバッチリ見えてます。
Day 5
id:k1LoW さんのエントリです。コードメトリクス収集ツールのデータストアに Mackerel を追加していただきました。テスト実行時間は徐々に伸びていきがち。それが妥当か判断できるように自分の個人開発でも可視化してみようかなと Todo に加えました。
Day 6
tomotomobooks さんのエントリです。Meraki は持ってないので試せませんでした。書き出しが大変良い話だと Mackerel チームで話題になっていました。メトリックを集めやすい・とっつき易いという面は引き続き伸ばしていきたい!
Day 7
id:ikeda-masashi さんのエントリです。アラートの重要度は固定されずエラーバジェットによって変動する、確かに!と思いました。アラートのメモを API から編集できる機能は最近のリリースですのでぜひご活用ください。
Day 8
Mackerel 開発チームのディレクター id:HKtngch さんのエントリです。Mackerel チームの現状の暮らし方が、アジャイル・スクラムと違う路線を歩みつつあるのは自分も感じていて、色々な機会で啓蒙していただいています。
Day 9
id:ryuichi1208 さんのエントリです。自分の個人開発も MySQL を自前で立てて運用しているものがあるので、 MySQLで使用しているメモリが徐々に増え続けているので調べたメモ - 地方エンジニアの学習日記 と合わせて読ませていただきました。バグ修正の contribute もありがとうございました(私がやりとりさせていただきました)。
Day 10
id:Windymelt さんのエントリです。Page Speed Insights 満点取りたい人間としてはぜひ監視したいメトリックです。Scala Native よくわからなくて手元の Apple Silicon Mac で build できなかったので宿題に……
Day 11
id:Kureduki_Maari さんのエントリです。mackerel-agent の plugin を作るための最低要件はこれだけですよという紹介と、例として「生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え」をメトリックとして投稿するシェルスクリプト製プラグインの作り方を掲載していただきました。
Day 12
id:matsuo1017 さんのエントリです。Mackerel の機能のうち、Web コンソールからできることに絞って最新のスクリーンショット付きで紹介していただきました。organization の分け方が色々あるよというのは Mackerel を始める上でとても大切なポイントですね。
Day 13
id:inommm さんのエントリです。画面の解像度が上がるに従ってリニアに負荷が大きくなると思っていたので、面白い情報でした。オーガニゼーションに対して標準でついてくるサービスメトリック数の範囲であれば料金を気にせず色々なものを手軽に可視化できるので、ちょっとした実験にもぜひご活用ください。
Day 14
Mackerel セールスチームのディレクター id:isekatsun さんのエントリです。MSP セールスをやっていた時代の経験から、オンプレ→クラウドへの移行が進み始めた時代に、構築や監視運用のあり方が大きく変わってきた話を語っています。変化を恐れないために Mackerel を選んでもらえるようになりたいし、そのためには Mackerel が変化に対してフィットするプロダクトでなければならないですね。
Day 15
id:wafuwafu13 さんのエントリです。mackerel-agent の configtest を機能拡張し、「もしかして、このキーと間違って typo してませんか?」という情報を出すようにしていただきました。その実装の解説をしてくださっています。レーベンシュタイン距離を用いた suggestion では Terraform でも同様にやっているんですね。
Day 16
再び自分のエントリです。Telemetry API でログも取得できるので、Lambda 関数で定型のログを出して extension 側で取得することで、実行環境ごとに分かれたカスタムメトリック集計・投稿機能を作れたな〜と今更思っています。
Day 17
kidapan さんのエントリです。インターン生に取り組んでもらったホスト一括退役機能をはじめとする Mackerel の 2022 年の主なアップデートを紹介していただきました。来年は、あれもこれも紹介したくなって困ってしまうぐらいにアップデートしていきたいですね。
Day 18
sogaoh さんのエントリです。CIOps 的な内容で、デプロイと、それに伴って Mackerel による監視にダウンタイムを設定するのを CircleCI 上で同時にやってしまおう、というものでした。デプロイフロー改善に取り組んでいる我々にとって参考になりました。
Day 19
cm-watanabeseigo さんのエントリです。カヤックさんが公開している OSS ツール shimesaba を使って、外形監視を SLO モニタリングする、という内容でした。Mackerel 単体で SLO 運用しにくいのも個人的には結構気になりポイントで、まずは我々の運用をアップデートさせないとな、と思っています。
Day 20
id:stefafafan さんのエントリです。Github Actions から Mackerel を利用したい時のメジャーなケースがサービスメトリック投稿だと思うので、それだけの機能を持つシンプルな action は使いやすくて良いですね。action のメンテがされず朽ちていくのはあるあるなので、mackerelio の organization でこういったものも維持できると良いのかもしれない。
Day 21
id:buty4649 さんのエントリです。年末といえば大掃除・棚卸し、ということで、Mackerel に蓄積した情報を用いてインベントリ管理するというネタは 12月にピッタリですね。mackerel-agent を mipsel で動かすのも面白かったです。変わった OS や プロセッサ向けにも簡単に build できるのは Go 製の大きな強みです。
Day 22
genkiroid さんのエントリです。自分も TOML あんまり知らなくてヘルプ読みながら見よう見まねで書いていたので、なるほどと思いました。実装を知っていると TOML の Parser に渡してるだけなので等価なら大丈夫、となるのですが、それをユーザ全員が知るのは無茶な話ですし……
Day 23
id:kmuto さんのエントリです。Mackerel CRE として入社して1ヶ月の様子をまとめていただきました。特に、Mackerel の開発合宿に飛び入り参加して作っていただいたデモは発表会で大好評でした。今後ともよろしくお願いします。
Day 24
id:tukaelu さんのエントリです。カスタムダッシュボードにアラート一覧のウィジェットを力技で出すやり方を紹介していただきました。ダッシュボードが「この画面 1ページみたら良い」という存在になるために、公式として提供が必要な機能なのかもしれませんね。
Day 25
id:wtatsuru さんのエントリです。見られるメトリックはたくさんありますが、パフォーマンスに影響しない下位レイヤーのメトリックに過度に敏感になったり、年々とシステムの利用状況が変化するにも関わらず監視ルールをそのままにしたり、といった悪い例を避け、監視の原則を守っていきたいものです。この思想は RDS だけでなく一般に役立つはずです。
最後に
改めて、Mackerel Advent Calendar 2022 にご参加いただきありがとうございました。
来年もより一層価値提供できるよう頑張りますので、id:arthur-1 と Mackerel をどうぞよろしくお願いします。