Diary of a Perpetual Student

Perpetual Student: A person who remains at university far beyond the normal period

202203引っ越しログ 5. 物件編

いよいよ引っ越しの振り返りも最後です。友人も引っ越しをそろそろしたいようで、このエントリ群を参考にしてもらっています。

  1. 家電編
  2. 家具編
  3. PC周辺機器編
  4. IoT機器編
  5. 物件編 ←本エントリ

物件編

要件定義

まず、物件に求める要件を書き出して、それらを重要度ごと分類しました。テレワークメインで働くというワークスタイルを想定していたのと、友人を呼んでボードゲームを遊びたいと思っていたので、それらを想像しながら具体的な要件に分解していきました。自分の場合は概ね以下の通りになりました。

  • Must
    • [立地] 片道2時間以内にオフィスに到着できること
    • [設備] 光配線方式でインターネットが利用可能
    • [設備] 専有トイレがある
  • Should
    • [立地] 駅から徒歩10分以内
    • [建物] 防音性を持った建物 (木造や壁薄はNG)
    • [建物] 専有面積40m2前後
    • [契約] 共益費込みで家賃8万円前後
    • [設備] エアコンあり
  • May
    • [立地] オフィスまで乗り換え1回以内 (優等列車への乗り換えも含む)
    • [立地] 東海道新幹線に乗りやすい
    • [建物] 2DKは部屋が分かれすぎ、それよりは1LDKを希望
    • [設備] 屋内に洗濯機が置ける
    • [設備] 都市ガス
    • [設備] PCデスクを置く予定の位置でアースが取れる
    • [設備] 駐車場あり
    • [契約] 普通賃貸借契約

前回の一人暮らしの反省もここに反映しています。1つは駅近立地にしたことです。昔は駅から徒歩20分弱かかっていたせいで、大学に行きたくなくなる・大学から帰りたくなくなるという致命的な問題を抱えていました。今でこそオンライン授業が盛んですが、昔は対面が当たり前だったのです。

また、都市ガスを希望したのもそうです。やはりプロパンガスは少々高かったように感じました。寒がりを極めていて熱めのシャワーを15分ぐらい浴びていたいのでガス代が馬鹿になりません。

物件を探す

自分はsuumoで条件を絞り込んで、見つかった良さげな物件を満たす条件とともにスプレッドシートに記入していきました。広くて駅チカで安めという厳しい条件を課したのもあって、そもそも選択肢があまりない状態でした。

さらに、良い物件というのは一瞬で無くなっていくものです。初期費用の不安からためらっていると、欲しい物件を先に取られてしまいます。就職活動の後は新生活のための貯金をしておくことを強く推奨します。

物件探しは11月ぐらいから始めましたが、最終的にこれだ決めたのは1月下旬ぐらいです。その物件は個人的には条件にマッチしていてとても良いなと思ったのですが、物件情報サイトで長期間残っていたので内見はドキドキでした。

契約スケジュール

スケジュール感の参考にしてください。

1/22
物件の状況問い合わせ
1/31
内見(オフライン)・申込み
2/4
審査通過通知
2/13
契約書見本受領
2/18
契約手続き(オフライン)
2/22
初期費用振り込み
3/5
契約開始・鍵の受け取り(オフライン)

内見

仲介担当者の心象が後の審査に影響すると聞いていたので、内見は丁寧な姿勢で臨みました。遅刻しないよう30分前に最寄り駅につき、ひとしきり散策して周囲の環境をチェックしました。

内見のときの反省点は、カーテンサイズの参考のためにと窓枠の大きさを測ってしまったことです。窓ではなくカーテンレールの幅や高さを測る必要があります。そうしないと、サイズの合わないカーテンを買ってしまう可能性があります。自分はこれをしそびれていて契約開始後に改めて計測したのですが、既製品のサイズが合わないことがわかりました。その後オーダーメイドで作ってもらったので時間がかかり、しばらくカーテンなし生活を強いられてしまいました。内見の時点で適切なサイズがわかっていればあらかじめ発注しておけます。

初期費用

項目 金額
敷金 80,000
礼金 80,000
初回賃料(2か月分) 149,860
鍵交換費用 27,500
仲介手数料 88,000
初回保証料 40,000
火災保険料*1 15,440
合計 444,620

敷礼1か月ずつに仲介手数料丸々自分持ちだったので、かなり掛かってしまったなあという印象です。それでも、月額でサポート会員料とかいうみかじめ料を取られる物件も数多くある中、この物件はなかったので初期費用としてはこんなものかなと思います。あれって、仲介手数料なしの代わりに取りますよというシステムですよね。仲介手数料は法律で上限が定まっていますが、サポート会員費用となるとその縛りから逃れられるので、トータル費用が同じだったとしても心象がよくないです。

まとめ

項目 金額
1. 家電編 92,859
2. 家具編 167,218
3. PC周辺機器編 104,397
4. IoT機器編 71,571
5. 物件編 444,620
合計 880,665

ここに載せていない雑費もそれなりにあると思いますが、トータルとしては大台にいかないぐらいになりました。引っ越しは実家に手伝ってやってもらって無料だったのが大きいですね。引っ越しシーズンに大量の本とボードゲームとPCを遠方から運んでもらっていたら、一体いくらになっていたのだろうと思います。

振り返りとして費用対効果の話をすると、これだけの金額を掛ける価値があったと思っています。僕はメンタルが露骨にパフォーマンスの差に現れる人間なので、家の快適さというのは本当に大事なポイントでした。社会人を始めて3か月目になりますが、持続的に仕事できているのは間違いなく家の環境が良いおかげです。(もちろん、職場の環境も心理的安全性の面でとても良いのですが。)SDGsとかいう大きな看板を掲げる前に、自分の生活が持続的であるかという身近な問題をクリアしたいです。

最後に、今快適に新生活を送れているのは、僕に仕事を与えてくれたみなさん、就職祝いをくれた親族の方々のおかげです。本当にありがとうございました。

*1:これだけ契約開始翌月末〆