Diary of a Perpetual Student

Perpetual Student: A person who remains at university far beyond the normal period

Googleスライドのデフォルトページサイズは実は小さいので、解像度を上げる設定をすると良い

まとめ

  • Googleスライドやそのテンプレートを作る人は、ページ設定から解像度を上げよう
  • そうすると、Speaker Deckにアップロードするときなどに画像や文字の品質が上がる

本編

Googleスライドを新しく作成するとき、自然とアスペクト比が16:9の設定になっているかと思いますが、これが実際にどのぐらいのサイズなのかを気にしたことはありますか?

そもそも、Googleスライドの縦横サイズは、ファイルメニューの中にある「ページ設定」で確認・変更することができます。

デフォルトだと以下の通り「ワイドスクリーン(16:9)」になっているのですが、ここから「カスタム」に変えて単位も変えてみると、「ワイドスクリーン(16:9)」というのは960*540pxであることがわかります。現代でもデフォルトがFull HDになっているわけではないのです。

画面に映してスライドショーをする分にはこの設定で問題なく鮮明に描画できているはずです。しかし、PDFや画像としてエクスポートしたり、エクスポートしたPDFをSpeaker Deckなどのスライド共有サイトにアップロードしたりする際には支障が起きます。

デフォルトの設定でGoogleスライドからエクスポートしたPDFをSpeaker Deckにアップロードし、その後再び編集画面に行くと、以下のような表示がされていることがわかります。

スライドデータの解像度が足りず、変換の品質が下がってしまう可能性がある旨が書かれています。Googleスライド上の解像度である960*540pxよりもっと小さなサイズとして表示されている理屈はあまりわかりませんが、いずれにせよスライドの大きさが足りていないということです。

元のファイルの解像度が低いと、スライド内の画像の品質が落ちてしまうことがあります。また、Speaker Deckではフォント部分も画像のように変換する処理を行っているので、文字も同様に荒くなってしまったり、周囲のノイズが増えてしまったりすることがあります。

比較用のサンプルデータを用意してみました。デフォルトのサイズでPDFエクスポートしたものと、ページ設定を1920*1080pxにしてエクスポートしたものをどちらもSpeaker Deckにアップロードしました。

speakerdeck.com speakerdeck.com

遠目ではあんまり違いがわからないですが、頑張って拡大してみると、微妙〜〜に左側のデフォルト設定の方がギザギザ感が強い箇所があったり、ノイズが多い部分があったりします。もっと良いサンプルが作れたら違いが一目で分かったかもしれないです。

ページ設定を1920*1080pxにしてエクスポートしたPDFをアップロードしたときには、先ほどのようにYour deck is less than 1000px wide.と注意されていません。

技術イベントで登壇し資料を共有する人や、デザイナーとしてスライドのテンプレートを作る人は、ぜひGoogleスライドのページ設定を確認してみてください。見やすい・読みやすい資料を提供して、読者の没入感を高めましょう。

Goのソースコードを解析して、依存しているOpenTelemetry Semantic ConventionsのAttributeを洗い出すツールを作りました

モチベーション

Go言語でできたアプリケーションにOpenTelemetryの手動計装を行う際、Semantic Conventionsに定められたAttributeを付与するため、OpenTelemetry Go SDKのsemconv packageに定義されている定数や関数を参照してコードを書くことがあります。例えば、以下の例ではResourceに対してservice.name属性を付与しています。

import semconv "go.opentelemetry.io/otel/semconv/v1.31.0"

resource.New(ctx, resource.WithAttributes(semconv.ServiceName("myService")))

ここまで読んでサッパリ何のことがわからない場合には、残念ながらこのエントリを興味深く読めないかもしれないです。

さて、Semantic Conventionsで定められた慣例というのはバージョンを追うごとに変化していきます。例えば、データベースのクエリを表すdb.statementという属性は、v1.25.0からdb.query.textにリネームされました*1

自分たちの計装が古いSemantic Conventionsに定められた属性に依存していないか、依存していたら新しい名称にリネームできないかというのは興味の対象になります。

semconview-go

今回、semconview-goというCLIツールを開発しリリースしました。

github.com

Goのソースコードを静的解析することで、semconv.ServiceName("myService")semconv.ServiceNameKeyなどといった、semconv packageの呼び出しを記録し、これをattributeのkey名に変換してリストアップするものです。

将来的には、リネームされ非推奨になった属性を教えてくれるような機能を追加したり、属性だけでなくメトリック名にも対応することを目指しています。

Homebrewでのインストールができたり、コンテナイメージも配布していたりしますので、ぜひご利用ください。

実装

semconv packageの定数・関数の呼び出し

まず、Goのソースコードの各ファイルごとimport文を解析し、importしているOpenTelemetry Go SDKのsemconv packageのパスとローカル変数名との対応を取ります。

import (
    semconv127 "go.opentelemetry.io/otel/semconv/v1.27.0"
    semconv "go.opentelemetry.io/otel/semconv/v1.31.0"
)

というコードであれば、semconv127go.opentelemetry.io/otel/semconv/v1.27.0semconvgo.opentelemetry.io/otel/semconv/v1.31.0という対応表を作る、というイメージです。

internal/semconview/analyzer.go#L122-L139

semconv packageの定数・関数名をAttributeキーに変換する表の作成

次に、importしているsemconv packageの中身を解析し、定数名や関数名をAttributeキーに変換する表を作っていきます。Go packageの解析にはgolang.org/x/tools/go/packagesを使用できます。

以下のようなコードでpackageをロードします。

internal/semconview/semconvpkg.go#L82-L103

次に、attribute.Key型の定数を探します。

const (
    ServiceNameKey = attribute.Key("service.name")
)

のようなコードになっているので、attribute.Keyの型変換が右辺にあるような代入式を探し、Keyの引数を取り出すことで、定数名と属性キー名の対応表を作ることができます。

/internal/semconview/semconvpkg.go#L105-L164

最後に、attribute.KeyValue型を返却する関数を探します。

func ServiceName(val string) attribute.KeyValue {
    return ServiceNameKey.String(val)
}

のようなコードになっていて、return文の中には先ほど検出対象としたattribute.Key型の定数が含まれています。先ほど作った、定数名と属性キー名の対応表を活用することで、関数名と属性キー名の対応表も作ることができます。

internal/semconview/semconvpkg.go#L166-L206

semconv packageからの呼び出しを検出して属性キーに変換

ここまで来ればあと少しです。元のGoのソースコードを解析し、importして利用しているsemconvの定数や変数を検出します。そして、先ほど作った表を用いて属性キーに変換します。

internal/semconview/analyzer.go#L141-L197

余談

今回、目的を達成するツールを作りたいというほかに、2つのチャレンジをしていました。

  • Goのコードを静的解析する方法を身につける
  • 生成AIエージェントの支援を得てコーディングする

仕事であんまりコードを書かなくなりつつあるので、ちょっとした余暇でものづくりをする際にいろんな目論見を一回の挑戦に詰め込みがちになっています。

Mackerel開発チームサブディレクターになりました

新卒入社からもうすぐ丸3年、Mackerel開発チームのテックリードになってから3か月というタイミングになりますが、2月の人事異動で同チームのサブディレクターになりました。

といっても業務内容は1月までと大きく変わりません。テックリードは引き続き務めますし、このブログではあんまりちゃんと報告していなかったことですが、11月の途中からオブザーバビリティ関連機能のプロダクトオーナーを兼務しています。

技術・プロダクト・チームを見るということで、自分のキャパシティに追いついていかないところもあります。実現力があり自発的に行動してくれる良いメンバーに囲まれてなんとかやっています。

職種に関する相談を上司に持ちかけたのは自分からで、動機となる気になっていたことが2つありました。

一つ目に、プロダクトオーナーとしてプロダクトを掌握する上で、プロダクトに関するチーム内外の相談が自分を通らずに行われることがあったのが気になっていました。チーム内外に自分のポジションが分かりやすい状態になっていた方が、コミュニケーションパスの整理に役立つと考えました。

二つ目に、現在ほとんどコードを書かない生活をしている中、アプリケーションエンジニアとしてだけの成果・行動・専門評価を受けることが誠実でないと思っていたことです。エンジニアとしては領域を越境していると評価されることもあるのですが、チーム内での自分のロールとしてはそれが当たり前でなければならないと思っており、自己評価とのギャップに落ち着かない気持ちでいました。職種が変わることで、チーム全体としての成果そのもので評価されるようになることを自分は期待しましたし、そういう責任まで自分が明に背負っていた方が、プロジェクトの完遂とプロダクトの成長のためにも良いのではないかと提案しました。

さて、サブディレクター初仕事というわけでもないのですが、MackerelのAPM機能に関する展望やトレース機能のパブリックベータ化について、本日リリースエントリを出しております。

mackerel.io

以下の画像のデータベースパフォーマンス機能(すでにリリース済み)のように、インフラだけでなくアプリケーションの中身がわかるような機能を今後もどんどんMackerelに追加していきます。どうぞご期待ください。

Recap 2024

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blog.arthur1.dev

技術

OpenTelemetryとかなり仲良くなった1年だった。

新しく触った技術はOpenFeature、PipeCDぐらいで、あんまり開拓できていない。

以下のOSSにcontributeできた:

  • open-telemetry/opentelemetry-collector PR
  • open-feature/go-sdk PR

仕事

グレードがまた1つ上がった。数字だけで見るともう折り返し地点なのだが、先は長い。

チームのテックリードになった、とほぼ同時にプロダクトオーナーにもなった。最近は安定感、あるいは、この人となら安心して仕事ができると思ってもらえるように仕事しようと心がけている。

技術イベント

登壇10件は頑張った方ではないか。ブログの執筆と合わせて、明らかにプレゼンスが上がったように感じる。イベントに出向いたときに「~~のブログ読みました!」と声を掛けられる機会も多くなった。

  • 【オンライン登壇】Hatena Engineer Seminar #28「技術習得を支え続けた私の個人開発ヒストリー」 資料
  • 【銅鑼パーソン】YAPC::Hiroshima 2024
  • 【オフライン登壇】Ya8 2024 - ヤパチー 令和六年最新版(仮) アンカンファレンス「ゲーマーじゃんけん」
  • 【オフライン登壇】Scalaわいわい勉強会 #2「見せ算をScalaで実装してみた」 資料
  • 【オフライン登壇】Pepabo Tech Conference #22 春のSREまつり「otelcol receiver 自作RTA」 資料
  • 【オフライン登壇】kamakura.go #6「slog登場に伴うloggerの取り回し手法の見直し」 資料
  • 【オフライン登壇】Mackerel Drink Up 出張版@福岡「Mackerel開発チームの障害対応演習──新卒エンジニアが障害対応指揮官を務めるに至るまでのステップ」資料
  • 【当日スタッフ】SRE NEXT 2024
  • 【オフライン登壇】Go Connect #3「go.mod、DockerfileやCI設定に分散しがちなGoのバージョンをまとめて管理する」 資料
  • 【オフライン登壇】Waroom Meetup #2「障害対応指揮の意思決定と情報共有における価値観」 資料
  • 【オフライン登壇】CloudNative Days Winter 2024 船上LT会「AWS AppConfigとOpenFeatureで手早く機能フラグを導入する[LT size]」資料
  • 【展示出展】CloudNative Days Winter 2024「OSS展示」
  • 【スタッフ&サプライズ担当】 紅白ぺぱ合戦
  • 【オフライン登壇】Scalaわいわい勉強会 #4「Scalaから始めるOpenFeature入門」資料

見てわかる通りCfP形式のイベントには一本もProposal通せてない。これはまあ普通にけっこう落ち込んでるものの、これだけが人生ではないので、評価されるところで生きていく所存。そもそもエンジニアとして手を動かす機会もぐっと減っているので、来年はあんまり登壇しない気がする。

技術イベントとは違うけど、取材されて記事が出たのも(ITエンジニアとしては)初体験だった。

codezine.jp

旅行

地元以外だと大阪、京都、広島、福岡、新潟あたりに。観光を主目的とした旅行として行ったのは大阪(ユニバ)と新潟(湯沢)だけで、ほとんど会社の出張。

Google MapのタイムラインがPCで閲覧できなくなったのが相当不便。

ファッション

ユニバで買ったマリオカートのパーカー以外まともに服買ってない。

全身黒の葬式コーデになりがちなので、だれかコーディネートしてほしい。

買い物

一番でかい買い物はRolandのV-8HD。

proav.roland.com

感想としては、これ買うならあと+12万出してVR-6HDを買えという指摘はごもっともかもしれない。単純に音声が扱える以上に機能の差がけっこうあるので。

住居

変化なし。今より良い物件になかなか出会えない。

テーブルゲーム

Slay the Spire: The Board Gameを買った。高いからボードゲームカフェで遊べば良いやと思っていたら、人気でなかなか遊べなかったので。

ポケモンカードの大会でコンスタントに入賞できるようになってきた。CL大阪ベスト8がやはり一番でかい。

blog.arthur1.dev

音楽制作

サポートで入ってるバンドの練習をしただけ。あとは高校生にドラムのこのフレーズ叩けないよ~って言われたのを少しだけ教えた気がする。

恋愛

このセクションいらなくね?相変わらず28歳独身男性。

音楽鑑賞

最近ブログを書いたのでそちらに譲る:

blog.arthur1.dev

音楽とは若干違うけど、ダンスグループであるアバンギャルディのライブをほぼ最前列で見れたのはとても良かった。

以下思い出アルバムコーナー

YAPC::Hiroshimaの銅鑼パーソン

小田原の梅丸と

母校の名前は消えてしまったけど、名前は工大祭

横浜ベイブリッジと私

CL大阪ベスト8に導いてくれたルギア

【ポケカCL2025大阪TOP8】CL初参加の相棒に選んだルギアVSTARデッキのふりかえり

こんにちは、ポケットモンスター アのカズキ/イのカズキ*1のうち前者のものです。インターネットや職場ではArthur(あーさー)という名前でやっています。とりっぴぃさん同様に安直*2なハンドルネームとなっております。

普段は新宿御苑*3・横浜センター北*4あたりでポケモンカード(スタンダード/エクストラ)を遊んでいます。スタンダード環境にいる数多くのデッキを入るだけリュックに詰めて持ち歩きつつ、メインの軸足をルギアVSTARデッキに据えてこれまで練習しています。

2025シーズンに出場した公式イベント成績は以下のとおりです:

  • シティリーグ シーズン1 TOP4(ルギアVSTARデッキ)
  • シティリーグ シーズン2 TOP16(ルギアVSTARデッキ)

チャンピオンズリーグには2年近く応募し続けていましたがなかなか当選せず(あるいは仕事の都合で応募できず)、CL2025大阪が初めての参加経験となりました。そんな中、本戦②トーナメントに進み、5000人中TOP8という成績を残すことができました。https://players.pokemon-card.com/event/detail/582532/result

生放送ではサブフィーチャー卓に2回出ていたので、私の姿を見てくださっていた方も多かったのではないかと思います。

17戦ともにしたルギアとともに一枚📸

さて、本エントリでは、CL大阪2日間の振り返りとちょっとした解説をします。

戦績サマリー

Day 1 予選

Bグループ 5-2・108位

  • vs ドラパルトex 後攻 ◯
  • vs ガケガニ/テラパゴスex 先攻 ◯
  • vs サーナイトex 先攻 ●
  • vs ソウブレイズex 後攻 ◯
  • vs ドラパルトex 先攻 ●
  • vs ミライドンex/ソウブレイズex 先攻 ◯
  • vs サザンドラex 後攻 ◯

Day 2 本戦①

12-3・16位(単体: 7-1)

  • vs オリジンパルキアVSTAR 先攻 ◯
  • vs ブリジュラスex 先攻 ◯
  • vs カビゴン 先攻 ◯
  • vs サーナイトex 先攻 ◯
  • vs レジドラゴVSTAR 先攻 ◯
  • vs ドラパルトex 先攻 ●
  • vs ソウブレイズex 先攻 ◯
  • vs ブリジュラスex 先攻 ◯

Day 2 本戦②

ベスト8の試合で敗退

  • vs サーフゴーex/ドラパルトex 後攻 ◯[ベスト16 サブフィーチャー]
  • vs トドロクツキ(古代ビート) 後攻 ● [ベスト8 サブフィーチャー]

デッキリスト

Day 1・Day 2ともに60枚同じデッキで出場しました。

デッキコード: k5kkVk-UoW60x-ffvfFk

実際に使ったカード。サポート以外のレアリティは適当な寄せ集めです

ルギアVSTARデッキ選択の経緯と理由

11月・12月は本職の職位が変わって仕事が増えたり、休日のたびに用事があったりして、満足に練習できませんでした。テラスタルフェス発売からCL大阪の週まで、1回もプレイできなかったほどです。

よって、よほど環境における立ち位置が悪くなければ、一番使い慣れているルギアVSTARデッキを使用しようと決めていました。ルギアVSTARデッキはバレット系統に近く、採用するアタッカーを変えることである程度は環境に対応することができます。

それでもルギアがダメそうな環境と判断した場合は、フォールバック先としてサーナイトexデッキ・レジドラゴVSTARデッキを候補に入れていました。ただし、これらのデッキでルギアVSTARが苦手とする対面を有利に戦えるかというのは全く別の話で、あくまで自分が大会で扱えそうなデッキという観点だけです。

実際のCL大阪直前の環境はどうだったのかというと、

  • 進んで後攻を取って、スボミーのむずむずかふんでグッズロックするデッキが一定数いた
  • サーナイトex・ドラパルトexが多そう
  • ロトムVに頼らずワタルを多投したドラパルトexが目立ち、リザードンexが減っている以上、テツノイバラex単デッキとのマッチは切って良さそう
  • レジドラゴVSTARも多少はいそう*5
  • ミライドンexも多少はいそう

という雰囲気に見えました。この様子であればルギアVSTARを軸としても問題ないと判断しました。なぜなら、グッズロックの影響はありつつもそれなりには戦え、トップメタと思われるサーナイトex・ドラパルトexに対して有効なアタッカーを採用可能だからです。

ミライドンexは弱点マッチとなりますが、こちらもサイドを2枚ずつ進められること、終盤にナンジャモを絡めて高い要求を押し付けて捲るケースも十分あり、ある程度はなんとかなるか〜というつもりでいました。

リストの採用理由

構築を決めるにあたって、練習や自主大会に参加する時間が取れなかった代わりに情報収集を行っていたところ、良さそうな感触のデッキに出会えました。安定感が意識されたリストに見えたのが魅力的に感じました。

きくいけさんの上記ポストで紹介されていたリリーさんのマガジンを読ませていただきました。先ほどルギアの良さは環境への適応力であると述べた身として、どのような環境が故にどんなカードを採用すべきかという解説は非常に参考になりました。

note.com

2日間ほど練習して回したところ手触りも良かったため、この60枚にすることに決めました。レジギガスやテツノカイナが2枚ずつ採用されているので、サイド落ちしていてあたふたせずに済むのが一番良かったです。

このような経緯なので、各カードの採用理由についてはこのエントリでは解説せず上記マガジンに譲ります。

戦略

いくつかの試合内容から切り取って、そこで取った戦略について話します。

ブリジュラス対面について

CL大阪ではブリジュラスex/ディアルガVSTARのデッキが優勝しましたが、私もDay 2で2回ブリジュラスexのデッキと対戦しました。

ルギアVSTARデッキからすると、ブリジュラスexは不利よりの対面であると言えます。

ルギアが後攻の場合には先2でルギアV(HP220)が飛んでしまいます。先攻を取れても、ルギアVSTARはブリジュラスexをワンパンできません。それに対し、ストームダイブで200/220ダメージ乗ったブリジュラスexは、ジーランスの特性「きおくにもぐる」によりジュラルドンのわざ「レイジングハンマー」を宣言し、一発280/300ダメージでルギアVSTARをきぜつさせることができます。

数字の面でも、執筆時点でのLimitless情報(Surging Sparks環境)のWinレートは38.71%でした*6。海外ではまだスボミーやレジギガスが出ていないのですが、ルギアがブリジュラスと対戦するにあたって、この差異はさほど影響を与えないように思います。

さて、この対面に関して試合中にその場で考えながらプレイしていたのですが、テツノカイナexを有効活用するのが良さそうという結論に達しました。HP230ですので、ブリジュラスexのメタルディフェンダーを1回耐えることができます。また、ごっつぁんプリファイでサイドを3枚進めることができると、サイドレースに先行されても(レガシーエネルギーと合わせて)追いつき捲ることができます。

ブリジュラスexをごっつぁんプリファイ圏内に入れる過程で、レイジングハンマーの打点が上がってしまう問題が残っています。この問題の解決方法は、ルギアVSTARにダブルターボエネルギーを2枚貼り、180ダメージのストームダイブをブリジュラスexに打つことです。すると、レイジングハンマーは260ダメージとなり、ルギアVSTARがワンパンされずに済みます。その後、ダブルターボをつけないテツノカイナexでごっつぁんプリファイすることで、180+120でブリジュラスexのHP300にちょうど届くという寸法です。

しかし、だからといって序盤のうちからルギアVにダブルターボを手貼りするのは避けた方が良いと思われます。なぜなら、ドローソースとしてよく採用されているキチキギスexや、ディアルガVSTAR採用型の場合にはディアルガVを倒す権利を失ってしまうからです。結果的にルギアVSTARにエネルギーを計5つ分つけることになってしまっても、エネルギーを17枚も採用しているため、プライマルターボを無駄なく使えていれば多少は問題ないと考えています。

そして、このルートを通そうとしてもまだ障害があります。ブリジュラスexのデッキにはフトゥー博士のシナリオやポケモン回収サイクロンが入っています。また、ボスの指令で負けになってしまう展開もあるでしょう。相手がテツノカイナexを避けられず、あるいは載せたダメージを消せないターンを作るには、勝負のタイミングに合わせてナンジャモを打って相手の手札を少なくしておくことが有効です。これを実現するための自分の要求札が足りない場合にはジーランスやかがやくゲッコウガをボスの指令で呼び、オーガポンいどのめんexのすすりなくで縛って時間を稼ぐこともあるでしょう。今回ブリジュラスexとの対戦は2戦ともサイドを大きく先行された状態から捲ったのですが、ルギアVがVSTARになる前に取れるぞという誘惑を見せてサイドを先に上げてしまう方が、後半のナンジャモの通りが良くなって良いかもしれません。

これまでライコウVが有効だった対面について

リザードンexが減った今環境では必要性が薄く、かつHP200が心許なくて入れていなかったプレイヤーも多かったと思いますが、少し前はルギアにライコウVも合わせて採用していることがありました。ミラーのルギアVSTARやパルキアVSTAR、ピジョットexといった雷弱点かつごっつぁんプリファイ圏外のポケモンに対し、ライコウVのライトニングロンドで一発できぜつさせることができました。

本構築でもライコウVが採用されていませんが、先ほど挙げたポケモンへの対応として、テツノカイナexのアームプレス(160ダメージ)を使用することができます。レガシーエネルギーに加えて基本雷エネルギーが2枚採用されているので、ある程度のハードルはあるものの実現可能です。基本雷エネルギーを貼るターンにはジェットエネルギーを利用できないことに気をつけましょう。

今大会ではパルキアVSTARデッキと対戦した際に、前に出たパルキアVSTARが倒されることを想定されていなさそうな様子だったので、アームプレスを使いました。

タイムラインと各試合の簡単なメモ

当日にメモをちゃんと記録していたわけではないので、試合内容については誤りを含む可能性が多分にあります。

このセクションは長いため、文章に敬体を用いていません。

Day 0?

初めてのCLなので、気合いを入れてポケモンにちなんだネイルアートをしてもらうことにした。

その結果、右手が物理的にも比喩的にも光っていた。テラスタルパワー。

ちなみに生放送の際に「ネイルはスリーブ汚れるから透明なやつが良さそう」という旨のコメントがあった。僕がやっているのはジェルネイルというのもので、日常生活で困らないほど硬度を持った樹脂になっている。表面も透明な層で覆われているし、スリーブに着色が移る心配はないと言って良いと思う。

Day 1 予選

前日に京都で忘年会だったのでちゃんと寝坊して、ヘアセットもメイクもできず、集合時間ギリギリに会場についた。

1回戦 vs ドラパルトex 後攻 ◯

ドロンチにごっつぁんで良いスタート。シンオウ神殿や、序盤に取らずに放置したスボミーなどで再度妨害されつつも、カーストボムされないサイド残り1まで進める。

この返しでナンジャモを打たれてしまう。このあと勝つためには逃げるためのエネルギーとボスの指令要求、かつパスしたらサイド4枚取りされて負けという状況。しかし、ナンジャモ後の手札がエネルギー、トップドローがボスだったので解決。

このゲームは素朴にFast Playしなければと思っていて、手札にスタジアムあるのにシンオウ神殿に対して貼り返さない(そのあとナンジャモで流されてしまう)など致命的なミスをしていた気がする。この試合で気が引き締まった。

2回戦 vs ガケガニ/テラパゴスex 先攻 ◯

先2アッセンブル成功。イキリンコかネオラントにごっつぁんプリファイしてサイド3枚。

この返しで弱点をつけるガケガニが取ってくるだろうな〜と思っていたら、要求は満たしていそうだったけど、くさりもちをつけたテラパゴスが取ってきた。これをレジギガスで取り、取り返しがつかないサイド差に。

3回戦 vs サーナイトex 先攻 ●

後1でグッズロックされ、手札は相当渋く。先2でルギアVでかぜよみするもハイパーボールが大量にやってきて虚無。先3で手張りだけで4エネになり(ギフトエネなし)、あまりにもグッズロックを解除したかったのでスボミーにエアロダイブ。

その後はもう最悪な流れで、当然のようにアンフェアスタンプが打たれ、サーナイトexのミラクルフォース+アドレナブレイン計220点でバトル場のルギアVが倒される。

次のターンは何もできず。返しでボスの指令を引かれ、ベンチのルギアVが倒される。この試合はサイドにルギアVが1体落ちているのでアッセンブルスターできないことが確定。かつ、ドラピオンVもサイドに落ちていて手張りから挽回することも叶わなかった。

4回戦 vs ソウブレイズex 後攻 ◯

ソウブレイズデッキの回りが良くなく、先1にカルボウを用意できず。先2でカルボウ1体が置かれる。後2アッセンブルからのボスでカルボウ呼んでサイドを取る。その後もレジギガスを用意して順当に勝利。

5回戦 vs ドラパルトex 先攻 ●

ルギアVは置けていたが、最初の手札が博士ジェットジェットジェットギフトギフトといった感じで虚無。なんだかんだアッセンブルスターはできつつも、早い段階でカーストボムやシンオウ神殿でレガシー無効化などされてサイド4枚取りされて負け。

他の負け試合は自分のプレイミスでなんとかなった可能性があるけど、この試合はどうなっていても負けていた気がする。

6回戦 vs ミライドンex/ソウブレイズex 先攻 ◯

ここで負けたらDay 1ドロップという崖の戦い。お互いたねポケモンなしだったので手札を見せ合うと明らかにミライドンで、ここで敗退か〜という気持ちになった。

自分は水オーガポンexでスタート(ミライドン相手に最初から見せたくなかった)かつ初動は微妙な感じ。相手はピカチュウexでスタート。後1で攻撃できず、この過程でプライムキャッチャーが消費された。

先2。手札にボスの指令と博士の研究があったが、アッセンブルスターできるかは微妙な状況。一旦時間稼ごうと思ってボスでピカチュウexを呼んですすりなく。しかし、返しでジェットエネルギーでライコウVが前に出てオーガポンが取られてしまう。また合わせてカルボウが置かれたので、よくある大空洞ミライドンとは構築が違うことが判明する。

そのあとはあんまり覚えていないけど、エネルギーがついているポケモンを倒し続けたら相手のエネルギーが続かなくてパスもらって逆転した。ソウブレイズのためかエネルギーをたくさんトラッシュに落としていたけど、中盤以降のエレキジェネレーターのアウツはどれぐらいあったのかが気になる。

7回戦 vs サザンドラex 後攻 ◯

こちらのnoteの方です

note.com

メタモンからカビゴンが出てきた。後2でアッセンブルしてキチキギスかなんかを取った気がする。

その後はピジョットexとサザンドラexが立って、モモワロウexの特性でサザンドラexが前に出てきて、ルギアVSTARに対してサザンドラのクラッシュヘッド。

その返しで後ろのピジョットを取りたかった(ネオアッパーエネ+カウンターゲイン+グラビティーマウンテンでアーケオス全滅のため、自由にカードを持って来れる状況をなくしたい)が、要求(ボスの指令+雷エネルギー2枚がついたテツノカイナexをバトル場に用意)が足りなかった。正面のサザンドラにダブルターボをつけたレジギガスで310点。どく状態だったのでポケモンチェックできぜつし、夜のタンカからキチキギスのさかてにとるを使われないようにした。

これとは別に、もう一体レジギガスを用意できたのでそのまま勝利。

Day 1のその後

大阪に住んでいる大学の友人を呼んで反省会、というより祝勝会をした。Day 1突破が当初の目標だったからだ。適当に見つけたイタリアンレストランに入ったら、2人にしては勿体無い広さの個室を用意してもらえてめっちゃいい感じだった。

Day 1でしたプレイを振り返りながら、プレミを言語化して脳内に刷り込んでいた。

御堂筋のイルミが綺麗でよかった

Day 2 本戦①

新しい目標としてDay 2はCL福岡優先権を目指すことにした。

早起きに成功したが、身支度に時間をかけすぎて集合時間ギリギリ。チェックイン時の列ですぐ前にはるn選手っぽい人がいたので、パワーをもらおうとお祈りした。

8回戦 vs オリジンパルキアVSTAR 先攻 ◯

先2アッセンブルスターできたのと、取り返しのつくプレイエラーで警告をもらったのは覚えている。セレナのサポート感のなさよ。

あとはアーケオスがボム+げっこうしゅりけんで2体ともきぜつしてしまったのもこの試合だったはず。

最終的にはオリジンパルキアVSTARに対しテツノカイナがアームプレスして勝利。

9回戦 vs ブリジュラスex 先攻 ◯

なんと初日1戦目のドラパルトexの方と再戦。相手のデッキは変わっていたがこちらのデッキは60枚同じである。

先に相手が王手をかける状況になったけど、手札干渉を絡めた上で正面テツノカイナやルギアVSTAR、あるいは後ろのポケモンが倒されないターンを作り、ごっつぁんプリファイを絡めて取るサイドを増やすことで捲って勝利した。

このとき、ルギアVSTARがブリジュラスexに200ダメージを与えてしまったせいで、相手の回答札がボスの指令だけでなく、ジーランス、あるいはジーランスに辿りつくカードでも負けになってしまったことをひどく反省した。この反省は次のブリジュラスとの対戦で生きた。

10回戦 vs カビゴン 先攻 ◯

相手はオーガポンいしずえのめんexでスタート。こちらは先1にハイボアーケアーケ。先2でアッセンブルスター使用(出したアーケオスは1体のみ)してパス。先3で後のロトムVを取る要求を満たしたので実行。

このあとはピーニャで時間を稼がれつつもカビゴン側の手札は細いまま。オーガポンをレジギガスで取ってサイド残り2。カウキャで呼ばれづづけるアーケオスでカビゴンを2回殴って倒すのを2回行って勝利。

カビゴンプレイヤーの素行(?)がまた話題になっているこの頃だが、僕が対戦した方はいい人だった。

11回戦 vs サーナイトex 先攻 ◯

またしても先2アッセンブル成功。ごっつぁんプリファイ2回とドラピオンのダイナミックテールでサイド6枚。

今大会の自分の試合で最も早く決着がついた。

12回戦 vs レジドラゴVSTAR 先攻 ◯

この試合はマッチングにミスが生じたらしくやり直しとなった。やり直す前はミライドンと対戦する予定だったようなので、ここでも救われた。

後1で相手の引きがあまり良くなく、エネルギーが大量にトラッシュに行っている状況。イキリンコexきあいをいれるで、ベンチにエネルギー3枚のレジドラゴVが用意される。

それに対し、またしても先2アッセンブルスター+ボスの指令で、エネルギー3枚ついたレジドラゴをきぜつさせることに成功。このまま逃げ切った。

ここでCL福岡優先参加権が確定し安堵。

13回戦 vs ドラパルトex 先攻 ●

イキリンコ後の手札がアーケオス1枚ルギアVSTAR2枚キャプチャーアロマ1枚とあと何か(博士の研究・セレナなし)という状態。ここでパスしたのが究極のプレミで、キャプチャーアロマは絶対に打つべきだった。なぜならこのあとグッズロックが飛んでくるから。実際にグッズロックされ、次のトップドローがセレナでプレミを猛省する。もしさっきキャプチャーアロマを使っていれば1/2の確率で先2アッセンブルできたのに。

ここで慌てふためいて、レジギガスにダブルターボを貼るなどよくわかんないこともして負けた。ドラパルトexデッキに勝つことを意識したデッキなのに、最終的には負け越している。

自分のミスがただただ悪いという残念なゲームで、これでトナメ行きの権利を失った(実際には失われていなかった)と思うと、悔しいというよりはただ呆然としていた。

14回戦 vs ソウブレイズex 先攻 ◯

先2アッセンブル成功し、3ターン目からはレジギガスを押しつけるよくある展開だったのか、あまり記憶がない。

15回戦 vs ブリジュラスex 先攻 ◯

最初のブリジュラス戦の反省を生かしてブリジュラスexに180点を乗せる。このブリジュラスには逃げられてしまう。

そのあとこちらの残りサイド5枚、相手の残りサイド1枚まで詰められてしまう。序盤にフトゥーと回収サイクロンがトラッシュに行ったのを確認していたので、ワンチャンと思ってLOプランに切り替え、ジーランスに10ターンほどすすりなき続ける。その結果、こちらの山札の方が先に切れそうで苦笑い。

考え直そうと手札と山札を見たところ、LO以外でも捲れる手段があることに気づいた。気づいたターンにはすでに山札を確認するためにアーケオスを使ってしまっていたため要求が足りず、一旦すすりなくでパス。その後、テツノカイナを出し基本雷エネルギーを手貼り。ナンジャモで手札の特殊エネルギーを山札に戻しつつ手札干渉。プライマルターボで山に戻したエネルギーをカイナにつける。オーガポンexを逃がして、正面のジーランスにごっつぁんプリファイ。

その後、正面のテツノカイナに220点与えて終わりだったため、次のターンに序盤に逃げた180点乗っているブリジュラスをボスの指令で呼んでごっつぁんプリファイで勝利。LOプランを取っているように見えたため山の圧縮が進まなかったのが幸いだったけど、別に狙ってブラフをかけたわけではない。

Day 2 本戦①のその後

「オポネント高そうだしJCSの権利はもらえそうだな〜」「初参加にしてはこんなものだろう」「満足して帰るか」と思っていたら、暫定順位表が公開されたアナウンスがあった。そして、なぜか僕の本名を声に出している赤の他人がいた。

暫定順位表には16位と書かれていた。暫定の意味があんまりわかっておらず全く実感がなかったのだが、異議申し立てがない限りこれで確定する順位、すなわち本戦②のトーナメントに出場できるということらしい。

また目標が変わって、漠然といつか行きたいと思っていた世界大会に行くのを実現する日が今日だと思った。

そして事件が起こる:

Day 2 本戦②

TOP16 vs サーフゴーex/ドラパルトex 後攻 ◯[TOP16 サブフィーチャー]

生放送URL: https://www.youtube.com/live/KmqLmvzvnBY?si=kcWSiQx4Lf3bzFYK&t=16514

こちらのnoteの方です:

note.com

じゃんけんに負けて後攻。両者マリガンでお互い手札を見せ合ったのだが、ここでスイレンのお世話が見えて、知らない型のデッキで怖いなあと思った。

ネオラントスタートから入ったのも痛かったし、相手がポフィン2枚打っていたので理想的なムーブに見えた。

とはいえ、その後はハイボアーケアーケからのごっつぁんプリファイ3連打で快勝したのは、配信を見ていた方にはご存知の通りだろう。

2ターン目はごっつぁんプリファイではなくオーガポンのげきりゅうポンプを使いたい場面だったが、残念ながらサイド落ちしていた。すぐサイドから引いたけれど、レガシーエネを消費した以上もう遅いので、ドラピオンVとともにトラッシュに送った。

エネルギーが2つついたドロンチを敢えて作ったのには明らかに理由がありそうだった。倒されることを予期した上で、サーフゴーのためのスーパーエネルギー回収で手札に加えられるエネルギーを増やすことにあるだろうと考えた。ルギアから見るとサーフゴーexは相手しづらいが、ドラパルトexであればレジギガスで返せるので都合が良い。とはいえ、ドラパルトexがわざを使うハードルが上がるのも十分良いことと考え、上手ぶって避けることはせず狙った。

最終的にサーフゴーexが前に出てきてカウンターキャッチャーでネオラントVが取られた。自分目線では、この番はサイドを取らずにサーフゴーがテツノカイナに200点のせつつハンド干渉するのかなと考えていたが故に、カウンターキャッチャーと言われて思考し直すことになった。次の番にレジギガスを呼び、ドラパルトexが前に出てテツノカイナ(ミストエネルギーなし)にファントムダイブのダメカンを乗せてレガシー回避して3枚取りされ、ドロンチが進化する前に(このターンはギフトエネ避けられないのでかなり厳しい道だが)ボスの指令が引けなかったり、ブライアが絡んだりするとここから負け得るなと思っていたが、構築や手札・山札の都合(少なくともブライアは採用されていなかった)からかそうならなかった。ミストエネルギーの3枚目があるケースが想定されていたかもしれない。

配信卓って視聴者のコメントが怖いなあと思っていたが、実際には名前ミラーで盛り上がっていて安心した。もっとも、僕が見れるのはモデレーションされた後のコメントなので、リアルタイムではどんな内容が飛び交っていたか知る由もない。

この試合の最大の反省点は、ごっつぁんプリファイを3回も打っておきながら、ごっつぁんモーションを一度もしなかったことである。配信を盛り上げるエンターテインメント精神は自分にはないのかと後から思った。

TOP8 vs トドロクツキ(古代ビート) 後攻 ● [TOP8 サブフィーチャー]

生放送URL: https://www.youtube.com/live/KmqLmvzvnBY?si=CtaosqbkkEVO-9Nn&t=19852

またもじゃんけんに負けて後攻。そして古代ビートはブリジュラスやミライドンよりも当たりたくない対面だと個人的に感じていたので非常に困った。そして想像した通りに完敗することになる。

この試合で考えていたことは、

  • 基本的には、相手が満足にポケモンを展開できなかったり、エネルギーを準備できなかったりしてターンをもらう必要がある
  • 打点が高まらないうちにHPの高いルギアVSTARで2-2交換をしつつ、レガシーエネで先攻/後攻をひっくり返す
  • 闘のコライドン採用も予想されるため、テツノカイナは最後にかがやくゲッコウガを取れる時までアタッカーにしない
  • 最終手段はすすりなくLOなので、途中からは過度な山圧縮をしない

である。しかし、結果的にどれもうまくいかなかった。

まず対戦準備に2回マリガンをすることになり、相手の手札を2枚も増やしてしまった。それもあってか、先攻1ターン目の十分な動きを許してしまった。

3枚目のルギアVSTARを用意しなかったのは、レガシーエネルギーをルギアに使うと確定させたくなかったからである。終盤には280点は出ると予想されるので、サイド2枚のポケモンを場に出すならどこかにレガシーエネルギーをつけておきたい。しかし、手札干渉のナンジャモをサーチする手段のネオラントVや、ゲッコウガからサイド2枚取るためのテツノカイナexにもレガシーエネルギーを取っておきたかった。さらに、3枚目のルギアVSTARがわざを打ち、その後LOプランに移行したり逃げるエネルギーを確保したりすることを考えると、微妙に山札の中のエネルギーが足りなかった。これは1T目に4枚トラッシュに送らざるを得なかったことなどによる。

2体目のルギアVSTARから280ダメージ一発で倒されてしまった。サイド差、相手のエネルギーやポケモン準備の状況からLOしかないと判断し、本来のタイムリミットより1ターン早くゲッコウガを縛るプランを遂行した。仮に用意された入れ替え手段がグッズなら、2回ゲッコウガを呼ぶことでの勝ちがあるかもしれないので、レガシーエネルギーをここで消費することにした。しかし、無限に入れ替えられるモモワロウexが出てきたので、表彰台&世界大会への夢は潰えた。

感想と謝辞

各試合を振り返ってみると、どうしても自分の運の上振れで勝った試合は多かったと感じました。それでも、一見明らかに負けの状況から勝ち筋を探して捲った試合も複数回あったので、諦めない、あるいは逆に勝ちそうでも油断しない姿勢は大事だなと思いました。そして、勝ち筋を探す上で、自分の好きなデッキ以外も色々回して、何らかの要求を満たすハードルがどれぐらいあるのかなどについて感覚を持っておいたのが生きました。この辺りはとーしん選手の姿勢から学んでいることが数多くあります。

今回プレイングミスをそれなりにしてしまった(のでふりかえりが懺悔コーナーになってしまった)のですが、物理のカード捌きが苦手で基本動作に時間がかかる自分が両負けを起こすまいと、思考にかける時間を短くするプレイを心がけていたことにもよります。思い返すと25分の制限時間のうち基本5分以上余らせて試合を終えられていたので、もう少し思考に時間を取っても許されるかもしれません。

2日間で計17戦しましたが、疲れによる思考力低下はなかったように感じました。プライベートも含めワーカホリックな自分の強みとして、これぐらいの長丁場でもやっていけるフィジカルがありそうという気づきを得られました。

CLに初めて参加して思ったのは、現地で孤独だったなということです。特にDay 2では知り合いはほぼいなかったはず。有名プレイヤーが集まって話しているのはそんなものかと思いますが、それ以外でも仲間と話している様子がちらほら見られて羨ましいなと思いました。ぜひお友達になってください。よろしくお願いします。

また、ありがたいことにCL福岡の優先出場権やPJCSへの招待権をいただきました。次こそ世界大会を目指したいところですが、それよりもまず安定して良い戦績が出せるプレイヤーになりたいという気持ちもあります。いずれにせよ、引き続き精進できればと思います。

不慣れな自分と暖かく対戦いただいた皆さま、リモートで応援いただいた友人や職場の同僚、イベントを運営してくださるスタッフやジャッジの皆さま、環境やデッキに関する情報を公開してくださる皆さま、普段一緒にポケモンカードを遊んでくださる皆さま、本当にありがとうございます。

そして、3年間お世話になったルギアへ。引き続きエクストラでも酷使するので今後もよろしくお願いします。

エクでも強いミライドンに立ち向かうルギアの図

おしまい。